完成後のムクスタライフ

No.87

農薬

長雨と寒さにもめげず、庭には日々、新緑が湧き出てきています。
終日庭を眺めていると、朝まだ小さかった葉が夕方には広がり、花弁はほころんで散っていく姿が本当に美しい。
このところ、天気が良ければ、お昼御飯もおやつも、庭に出て食べるようになりました。
子どもたちは裸足で走り回り、植物を触ったり、花を摘んだりして遊びます。
いつもならこの時期、芽吹いたばかりの葉に最初の消毒をして夏の虫に備えるのですが、こうして身近に見ていると、どうしたらいいか迷います。
子どもたちの手に農薬が触れるのは怖いことです。
淡交社発行、白砂伸夫著『ローズガーデンデザイン 丈夫なバラで楽しむ庭づくりのコツ』という本の中に、低農薬・無農薬でバラを栽培するコツというのがありました。

1 風通しの良い環境にする

2 乾燥気味に育てる

3 冬、葉が落ちたら殺菌剤を散布

4 できるだけ「剪定しない」

詳しくは本書を読んでいただかないと分りませんが、自然の中で、昆虫や病気とも共存して生きることで、バラの本来あるべき美しさを知る、ヒントが詰まった本でした。
そういえば、高校の美術の先生が校舎の屋上いっぱいにカスミソウを育てていたのを思い出しました。
先生はアブラムシ対策に、テントウムシを飼っていましたっけ。

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